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日本人は薬好きの民族

「日本人は薬好きの民族」といわれるように、日本は世界有数の薬の消費国です。平成19年の日本の薬の生産額は6兆1826億円で、内訳は医療用薬品が5兆3763億円(87・O%)、薬局や薬店、個別訪問(家庭配置薬)で売られている一般用医薬品が8063億円(13・O%)でした(厚生労働省「薬事工業生産動態統計調査」)。病気になって病院に行くと、飲みきれないほどたくさんの薬が処方されます。日常生活でも、私たちは何かにつけて薬を使いたがります。仕事で疲れたときに精力剤、野菜不足にビタミン剤、胃の調子が悪いと胃腸薬など、体調とそのときの気分に合わせ、薬で栄養不足を補って体調を整えようとする人が増えています。なかには、毎日、3〜4種類の薬を服用している人もいます。ビタミンやミネラルは、錠剤や散剤にされてたくさんの種類が市販されています。しかし、ビタミン剤を飲んでいれば健康になる、と思うのは大きな間違いです。一般的に市販のビタミン剤は、合成ビタミンといって、石油やブドウ糖などから化学的に合成されて作られたものです。最近では、100%化学合成のビタミン剤も増えています。天然のビタミンも、化学的に合成されたビタミンも、ビタミンそのものの化学式は同じですが、体に入ったときの効力が違います。私たちの体には、生命を維持するために、口から入ってきた物質が体に有益のものか、害になるものかを瞬時に見分ケールセンサーがあります。有益なものは吸収し、有害なものは体外に排出させるように働きます。

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