自分のためだけに装うことが周囲のファッション・アレルギーを招く引き金になるということと言う人がいる。となると、華のある装いもまた自己中心的な装いになるのではないのか、という疑問が生まれる。正直いってすべての人が、オーバー五〇世代が華やかなクラシックスタイルを着ることに賛成してくれるとは思っていない。中には、年寄りは地味な服を着ていればいいのだ、という考えの人もいるはずだ。それでも、私はオーバー五〇世代に華のあるクラシックな装いをすすめる。その最大の理由は、老いを魅力に転化してくれるからだ。たとえば、グレイのポロシャツとコゲ茶のズボン、黒いスニーカーといった地味な出で立ちでは、年齢を重ねてきたことがマイナスに作用する。「ああ、年ほとりたくないものだ……」と、装いで表明しているようなものだ。反対に、ライトグレイ地に赤いチェックが入ったスーツに白いポケットチーフを差し、白いボタンダウンシャツ、ボルドー(赤ワイン)のアスコットタイ、茶のベルトと茶のウイングチップだったら、どうだろう?周囲はこんな感想を抱くかもしれない。「渋くて素敵だな。私も年をとったら、あんなお洒落をしたいものだ」オーバー五〇世代が装いにおいてクラシックな華やかさを身につける理由は、年齢を重ねたこと、これから先の年齢に立ち向かうことへの肯定にほかならない。年をとることは決して悪いことばかりではない。老いたからこそ愉しめることだってあるのだ、と。では具体的に、装いにおける華やかさとはどんなものか、その要素をあげてみる。
[参考情報]
コナカのスーツ
http://www.konaka.jp/
ボッテガヴェネタ メンズ
http://www.bottegaveneta.jp/ja_JP/shop-products/Mens/designer-handbags
ボッテガ 通販
http://www.bottegaveneta.jp/ja_JP/shop-products