オフィース・マリアージユでは、式場のブライダルフェアやセミナーで「模擬結婚式」を開催することがあります。先日、ある式場でそれをおこなったときのことです。新郎の父親役を担当された式場社員の方が「僕は、花嫁の父親の役だけは拒否します」とおっしゃいました。理由を尋ねると「娘がいるから、自分の娘の結婚式まで感動はとっておきたい」と言われるのです。結婚式に対する夢は、なにも結婚する当人たちだけがもっているものではありません。両親にだって温存しながら膨らませている夢がありますから、そこに描いていたお婿さんと、実際にあなたが選んだ男性とのあいだに多少のギャップがあったとしても、それは当然のことだと思います。娘が選んだ男性に対して、親が100%満足するケースは極めて稀です。性格はもちろんのこと、どんな家庭で育った人なのか、仕事はなにをしているのか、収入はどれくらいなのか……。そのハードルは、おのずと高くなります。ですからあなたが両親に彼を紹介して、もしも「もっと喜んでくれると思ったのに」と感じたとしても、気落ちする必要はまったくありません。娘が嫁ぐ相手に対し、親には本当にたくさんの希望があるけれど、最終的な着地点は「娘が彼を大好きで、彼も娘を大切にしてくれるなら」という、非常に人間的な部分なのです。焦らずに時間をかけて、これからのふたりを見てもらおうとする姿勢が大切です。